5歳児【生きる力〜炊飯に挑戦!〜】
「家で田植えのお手伝いしたよ!」と稲作に興味を持ち、会話の中にお米の話がでるようになりました。そこで「よりお米について知ってみよう!」と、いつも食べているご飯を自分たちで炊いてみることにしました!
「家では炊飯器を使うよ」「まずはお米を綺麗にするために研ぐんだよね」「そうそう!そしたらお米と水を炊飯器に入れて、スイッチを押したらできるよ!」と知っていることを話しながら、自分たちで準備を進めていきます!
家でのお手伝い経験や、去年の年長さんが炊飯をしていた姿を思いだしながら行い、初めての炊飯活動は見事大成功!
「炊飯器を使うと簡単にできるね」と自信へと繋がり、その後「家でもご飯炊いてみたよ!」と継続して取り組んでいる姿が見られていました。
そんな中、先日行われた避難訓練に合わせて防災について考える時間を設けました。「地震がきて、停電になることがあるよね」「炊飯器って電気を使って炊くんだよ」「あれ?じゃ停電したらご飯食べれないんじゃない?」と食と防災の繋がりについて話題が広がっていきました。「電気を使わなくてもご飯が食べられる方法を考えよう!」とみんなで知恵を出し合い、「お湯の中にお米を入れたらできるかも!」と意見がまとまりました。早速お湯を沸かし、ポリ袋にお米と水を入れて鍋の中へ。グツグツしている様子を見ながら「本当に食べられるようになるかな?」と心配そうに話す子どもたち。30分程でお米が炊ける香りがしてくると、「いい匂いがしてきた!」と期待が高まります。ポリ袋を開けてみると、無事ふっくら炊き上がったご飯が!「すごい!炊飯器がなくてもご飯が炊けたね」と新しい発見をしました。
今回は食の視点から防災について考えてみましたが、今後は様々な視点から防災について関心を高め、生きる力を育む保育へと繋げていきたいと思っています。