未来から借りている美しい緑と水の星、地球。この星を次の世代へ大切に渡していくための、日高ななつ星の取り組みが始まりました。
子ども達のクッキングのほか、毎日のように調理室の仕込みで出ている野菜や果物の皮や不要な葉っぱ。試しに秤にかけてみたらなんと2.8kgもありました。年間の半分の日数で計算したとしても1日2.8kg×140日=392kg 毎日の営みがこれだけの量のごみを生み出しているということが分かり大変驚きました。
この取り組みのきっかけとなったのは、今年園の畑を拡張し沢山の野菜を育て、自分たちの育てた食材でクッキングをしたことと、毎日の給食での残食の問題でした。ここからどんなストーリーが生み出せるのか。その答えの一つとして提案されたのが「野菜ゴミをなくして、土に還そう」という取り組みでした。
とは言いつつも、どんな方法で実践しようか悩みましたが、ここで立ち止まるわけにはいきません。いつものとおり走りながら考える。寄り道しても立ち止まらない。答えは動いた先に見えてくると信じてこの取り組みはスタートしました。
地味で終わりのないこの取り組み。持続可能なものにするためにも「自分事」としてとらえて多様な意見を基にした自由な発想が必要です。さて、子ども達からどんなアイディアが出てくるのか楽しみです。そして私たち大人は先回りして知恵や答えを提示しないことが肝要です。歩めば道になる。その道は、全てに人の幸せにつながるものと信じて共に歩きます。