草むらから元気に飛び出したイナゴの子が、クモの巣に引っかかりました。
すると、じっと待ち構えていたクモが素早く近づき、くるくると糸を巻きつけていきます。
目の前で繰り広げられる、自然界の「弱肉強食」の一場面に、子どもたちは息を呑みました。
けれども不思議なことに、クモはイナゴに糸を巻きつけると食べずにその場を離れ、元の位置へ戻っていきます。
「どうしてすぐ食べないの?」と子どもたちの探求心が芽生えました。
自然は、まだまだ知らない不思議でいっぱい。
小さな疑問が、次の発見への扉になります。